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★施工不良マンション★パークシティLaLa横浜(三井不動産レジデンシャル)

 


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最近、寒くなってきましたが未だに半袖・半パンで過ごしているトラトラ♪です。

 

昨日、TVを見ていると横浜の施工不良のマンションのニュースが流れており、喰い入るように見ていました。

 

     事件の概要はこちら 毎日新聞から引用】

  

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姉歯の構造計算書偽造問題から約10年、今回は販売が三井不動産グループ・基礎工事の請負が旭化成建材と言う大手の不祥事という事でマスコミにも大きく取り上げられていますが購入した住民の方の憤りは計り知れない事かと思います。

 

事の発端は昨年9月に渡り廊下の手すりが2㎝程ずれていたのを住民が発見し、三井不動産レジデンシャルに報告したことから始まりました。三井不動産レジデンシャルは、「東日本大震災の影響で問題はない」と回答していたが住民が何度も訴えたところ今年2月から調査に入りボーリング調査をし、建物を支える杭(くい)が固い地盤の「支持層」まで届いていなかったと報告したとの事です。

また、調査後も「震度7にも耐えれるから大丈夫」と回答をしているとの事で相変わらず大企業の対応の悪さには脱帽します(笑)

仕事柄クレーム対応もしておりますが初期対応を間違えてしまうと、大きな問題になってしまいます。

 

今回の件は遅かれ早かれ大きな問題になると思いますが、最初の時点で「きっちり調査をして報告させてもらいます」と誠意ある返答をしておけば住民の怒りは少し和らいだのではないかと思います。(それでも0.1%あるかないかですが・・・)

 

初期対応を誤って「東日本大震災の影響で問題はない」と虚偽の返答をしてしまった為、会社の信用が無くなり嘘をつく会社と思われてしまいました。

それにより、いままで販売した物件の購入者から「自分のマンションは大丈夫か?」「調査をしてほしい」等の要望が出てくるのは間違いないでしょう。

そして現在販売している物件やこれから建築し販売する物件も販売が難しくなってくるでしょう。

 

ただ、これから誠意ある対応・迅速な対応をすることにより少しは信用を回復できるかなと思いますので是非とも大企業たる社会の責任を果たして欲しいものです。

 

そしてもう一つ、住民の方が心配してい事は資産価値への影響です。

三井不動産は「是正工事を行えば風評被害はないものと考えられ、資産価値への影響はゼロ。慰謝料にも該当しない」と言っているようですが、これは明らかな嘘です。

 

まず風評被害はTVや新聞に出てしまっていますしこれは免れないでしょう。

大阪でも施工不良マンションの問題15年ほど前にありましたが未だに話のネタになっています。

 

そして資産価値への影響ですが物を売却する時にこのような事件あったマンションは新たに購入しようとしている顧客に告知しなければいけません。

 

よくあるのが部屋で自殺・他殺があったときに借りる人や購入する人に事件があった事を事前に告知し、承諾を得てから契約する事です。(いわゆる心理的瑕疵です)

今回の件は心理的瑕疵ではないですが販売前に購入者への告知が必要な事項となります。

 

それでは、同じ地区に同じような間取り、広さの物件があるとして、以前に施工不良があったマンションとそうではないマンションが同じ値段で売れるでしょうか?

答えはNOです。

 

 という事は同じようなマンションが販売されていた場合、そのマンションより安くしお値打ち感を出さなければ購入者が現れないことになります。

これは明らかな資産価値への影響です。

心理的瑕疵の物件は約2~3割安、ひどいときは半値になることも多々あります。

半値までは無いと思いますが2~3割近くは安くなると思っています。

 

住民の方々は20~35年の住宅ローンを組んで購入している方が大半だと思いますがこの資産価値が下がった事への賠償はどうしていくのか三井不動産の誠意ある対応を願うばかりです。


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