シングルファザーのぼちぼちいきましょか♪

1男1女のシングルファザー!子育て&自閉症との奮闘記♪

息子が自閉症と診断されるまで④

昨日、久しぶりに晩酌したらビール1本で眠たくなったトラトラ♪です。

ひとり親になってからはお酒を飲みに行く機会が減り、お酒に対する免疫がなくなって弱くなったんですかね!?

 

前回からの続きです。 

blog.tora-juno.com

 

娘が産まれてから精神的にも追い込まれてきた時期に息子の3歳児検診のはがきが届きました。

 

3歳児検診は各自治体にて無料で行われているもので母子健康法という法律で、満3歳を超え満4歳に満たない子供に実施を義務付けている検診で、子供の発育や病気の早期発見、また発達に関する検査を行い何かあれば専門機関の紹介などもしてくれるものですが当時は普通の検診という認識でした。

 

子供のイベントや義務付けられている検針などには会社を休んで参加していましたので3歳児検診も奥さんと息子と一緒に行きました。

 

かなりの数の子供がいたので待合室のブロック等で遊んでいたのですが、同じ年代の子供を見ると普通に喋れたり、遊具の遊び方を理解していたり「3歳ってこんなにいろいろできるんだ」とショックを受けてしまいました。

 

息子の順番がくると怖くなったので息子は火がついたように大泣きし、検診にすごく時間がかかり「すいません」「すいません」といつものように謝っていました。

なんとかお医者さんによる検診が終わり、最後は問診で終了だったのですがその問診時に「お父さん今日はお士官大丈夫ですか?」と言われ「大丈夫ですよ」と答えると別室に案内をされました。

 

別室でまずは普通の問診を行い、そして息子の日頃の様子を聞かれたり質問をされたり、また、息子もいろいろ質問をされていましたが言葉を理解できない為、素知らぬ顔で室内をぐるぐる歩き回っていました。

 

その後に「お父さん、お母さんまだ可能性の話なんですけど・・・」

 

「息子さんは発達障害の可能性があります。」

 

私「・・・・・・・・・・・」

 

「発達障害って何?」と言うのがまず第一印象でしたが障害と言うフレーズで何か普通じゃないと言う事は分かりました。

 

言われたことは、言語の遅れ・人の目を見ない・逆さバイバイ・クレーン現象などを挙げられました。

 

「3歳なのでまだ可能性の段階ですが早めの診断をおすすめします」

 

と言われたのですが現実を受け止める事が出来ず、「できない事も多いですができる事もあるんですよ」と必死に訴えていました。

そんな事を訴えてもどうしようもないんですが「認めたくない」「勘違いだ」と言うのが先にでてしまいました。

 

先生は私の訴えを何も言わずに聞いてくれましたが、

 

「親御さんの気持ちは分かります。ただ、息子さんの事を考えてあげましょう」

「息子さんに何も問題なければいいですし、何かしら問題があるんでしたら早く対応をしてあげた方が息子さんの為になります。」

 

「おっしゃるとおりです」「専門機関のご紹介をお願いします」

 

「息子の事を考える」、その言葉にフッと我にかえったように思いました。

 

「息子が大泣きした時周りの目を気にする自分」「ほかの子供と比べて発育が遅い息子にショックを受ける自分」「息子が喋れないが3歳から急に喋ったと言う記事に安心する自分」

 

今までは「自分がどう見られているか」「だめな父親に見られているじゃないか」など自分の事ばかり考えていたなんだなと気づきました。

 

専門機関を紹介してもらい、家まで帰る道のりで息子を見ているとやはり道路に飛び出そうとしたり、急に笑い出したりいつもの行動をしていましたが

 

「息子も自分の意思を伝えたいと思っているんだろうな」「うまく伝えることができなくて怒ったり泣いたりしてたんだろうな」

 

と思うと自分の事ばかり考えていた自分が恥ずかしくなり、息子に対して申し訳ない思いでいっぱいになりました。

 

息子の為に何ができるか。専門機関での判定がどうあれ結果を受け止め、息子の為にできる努力をしていこうと改めて思いました。

 

そして専門機関での診察日を迎えました。